SuperSaaS公式ブログを読んでみよう! 16 Smart Ways to Increase your Revenue with SuperSaaS
今回ご紹介する内容も、2019年6月19日に公式ブログで掲載された記事「16 Smart Ways to Increase your Revenue with SuperSaaS」からのものです。
記事では予約システムの運用で収益アップにつなげるマネジメントアドバイスがSuperSaaSの機能に基づいて16通りも紹介されています。
原文は英語ですが、システム的な内容なので機械翻訳を用いても十分に理解できると思います。
ビジネスシーンでSuperSaaSを利用中、あるいは、検討中の方は是非一読することをお勧めします!
今回はその中からSuperSaaSのシステム内通貨(ポイントシステム)を活用したTipsに焦点を当てて紹介を行います。
SuperSaaSのポイントシステム
SuperSaaSには、システム通貨となるポイントシステムがあります。
一般的にポイントシステムと言うと、支払いに対して一定の率で還元されるボーナスが思い浮かべれられると思いますが、SuperSaaSのポイントシステムは、ごくシンプルにアカウント内で用いることのできる仮想通貨の機能です。
「ポイントシステム」と訳されているため誤解されやすいですが、オリジナルの表現は「Credit System」です。
予約システム内で有効な仮想クレジットを用いる機能です。
この機能を有効にすることで、各ユーザーにポイントの情報項目が追加されます。
ポイント情報はユーザー情報の一つですので管理者権限で個別に編集することが可能です。
このポイントはSuperSaaSのショップ機能でユーザーに販売することもできます。
新規登録時の規定ポイントの付与や、毎月初日に規定値にリセットするなど自動処理の設定も用意されています。
ポイントシステムの導入
ポイントシステムはグローバルな設定です。
管理メニューの環境設定支払い設定からポイントシステムの導入を設定できます。
- ポイントシステムを使用しない
- ポイントシステムを用いません。
決済は全て通貨で行う場合の設定です。 - 各ユーザーはポイント数を所持
- ポイントシステムによる決済と、通貨を用いた通常の決済の両方を用います。
システム内通貨(ポイント)による決済が自動的に優先され、不足分が通常の決済として請求されます。 - すべての取引はポイントで行われます
- 決済はすべてポイントシステム用います。
通貨を用いた通常の決済は、システム内通貨(ポイント)を購入する場合のみになります。 - 上記と同様です。ただし通貨の代わりに”ポイント”が表示されます
- システム内通貨の表記を「ポイント」とします。
決済は全てポイントとなり、通貨を用いた通常の決済は、ポイントを購入する場合のみとなります。
ポイントはユーザー情報
ポイントシステムを有効にすると、ユーザー情報にポイントの項目が追加されますので、管理者権限で各ユーザーの保有ポイントを任意の値を設定することが可能になります。
この項目は管理者用なので、ユーザー自身は編集することができません。
ポイントの自動設定
管理メニューのユーザーアクセスコントロールでポイントを自動的に設定する機能が2つ用意されています。
- 新規ユーザーのポイント数はXXXでスタートします。
新規ユーザー登録時のポイント初期値を設定できます。
- 既存のユーザーのポイント数を毎月最初の日にリセット
チェックを入れることで、毎月の最初の日にユーザーが所有するポイントを初期値にリセットされます。
公式情報には「毎月最初の日(the first day of each month)」の処理とだけで、その時間に関して公言されていせん。
どのタイムゾーンの何時に処理されるか不透明であることに留意ください。単なるUPDATE処理なのでタイムラグはほぼないでしょうけど、処理タイミングが不明なのは運用上リスクが高いので、APIでむにゃむにゃする方が良いかもしれませんね。
ポイントはショップで販売可能
SuperSaaSにはショップ機能があり、ポイントを商品として販売することができます。
ショップでの支払いは通貨のみです。
ポイントでポイントを購入する事はできません。
ポイントシステムを用いて収益をアップしよう!
前置きはこのくらいで、記事の中で「収益アップにつながる賢い使い方」としてアドバイスされていたポイントシステムの活用方法を解説を加えて紹介します。
ポイントシステムで収益アップ -1-決済処理の簡素化で管理コストを削減
ポイントシステムはシステム内通貨による決済処理ですので、外部の決済処理に比べてはるかにシンプルな管理運用が行えます。
手数料や処理待ちなど追加コストの発生もなく、決済やキャンセルによる払い戻し処理が一元管理できるため、決済に関する様々なコスト軽減が期待できます。
予約システムの運用形態にもよりますが、決済を用いるのであれば、使わない理由がないくらいにそもそものメリットがあります。
ポイントシステムで収益アップ -2-サブスクリプション化をプロデュース
ポイントシステムを用いることで、予約利用をサブスクリプション(定額制)とすることが可能です。
定額制の運用には2つの方法があります。
一つ目は、無制限のポイントを期限つきで販売する方法です。
「一ヶ月有効な無制限ポイントの販売」などサブスクリプション的な利用形態が実現できます。
ポイントの値を「-」(ハイフン)とすることで無制限になります。
この方法は単純に一定期間の無制限な予約登録が可能になりますので、予約対象に価格的な格差や量の設定がある場合は次の方法が良いかもしれません。
2つ目は、毎月のポイントをリセット数する方法です。
「1予約に1ポイント必要として、ユーザーの保有ポイントを毎月10ポイントにリセット」など、サブスクリプション的な設定が可能です。
別途に基本利用料の徴収をシステム外で行う必要がありますが、無制限のポイント販売と比較して応用が可能な方法となるかもしれません。
もちろん別途にポイントをショップで販売することで、ユーザーは追加でポイントを購入できるようにもできます。
厳密なタイミングで処理が必要な場合は、公式サポートまで問い合わせや要望を行いましょう。
ポイントシステムで収益アップ -3-ポイントをサービスして集客アップ
ポイントサービスのアピールやオファーは効果的で、集客アップが期待できます。
ポイントをプレゼントしてオファー
ごく単純なオファー方法として、ポイントをプレゼントすることが効果的です。
所有しているポイントが有ると無いとでは、利用者の予約意欲が大きく異なり、たとえ少額でも予約の可能性は格段に高くなるとされています。
ポイントをユーザーにプレゼントする方法はいくつかあります。
ごく単純な方法としては、ユーザー情報のポイントの値を直接編集する方法があります。
ただ、ユーザー情報を直接編集する方法より一手間かかりますが、実運用的にはショップ機能を用いる方法が推奨されます。
ショップ管理の購入履歴にあるEnter マニュアルで購入数入力ボタンから、管理者権限による商品を指定してのプレゼントや、指定ポイントのプレゼントが可能です。
この方法は単にユーザーのポイント情報値を編集する場合と異なり、購入履歴として記録されるため、有効期限や無効化処理などポイント管理が可能になります。
また、一律の機械的なポイント付与の処理として、「入会特典」のように、ユーザー登録時の自動付与機能を用いてプレゼントする方法も効果的なプロモーションになります。
ポイントをディスカウントしてアピール
販売時にポイントを割り増しすることでお得感を演出するアピールも効果的です。
「1000円で1100円分のポントを販売」や、「1予約1ポイントとして、9回分の価格で10ポイントを販売」など、ポイントの販売は前売りであることもあり、ディスカウント以上のメリットがあるマネジメントが可能です。
いずれも効果的ではありますが、ディスカウントプロモーションの一環なので、過度にポイントをばら撒くようなことがないように注意ください。
オンライン予約システムSuperSaaSを上手に使いこなそう!
SuperSaaSは汎用のオンライ予約システムの中でも、様々なニーズに応えるための機能や設定の多さが抜き出ています。
工夫次第でいろいろな便利な活用が期待できる反面、どれをどうすれば良いのか戸惑いを覚えることもしばしばあります。
公式サイトは仕様の提示が基本となっていますので、公式ブログのように具体的な用法の紹介などはとても参考になります。
SuperSaaSをより使いこなすためにも、英語だからと敬遠せずに一読することをオススメします!
元記事では他にも様々なマネジメントアプローチが紹介されていますので、また続きを紹介したいと思います。