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〜SuperSaaS公式ブログを読んでみよう!〜
オンライン予約システムSuperSaaSを用いて収益をアップする賢い使い方 (2) 〜 価格のルール編 〜

SuperSaaS公式ブログを読んでみよう! 16 Smart Ways to Increase your Revenue with SuperSaaS

今回ご紹介する内容も、2019年6月19日に公式ブログで掲載された記事「16 Smart Ways to Increase your Revenue with SuperSaaS」からのものです。

記事では予約システムの運用で収益アップにつなげるマネジメントアドバイスがSuperSaaSの機能に基づいて16通りも紹介されています。

SuperSaaS公式ブログ記事のイメージクリップ画像

原文は英語ですが、システム的な内容なので機械翻訳を用いても十分に理解できると思います。
ビジネスシーンでSuperSaaSを利用中、あるいは、検討中の方は是非一読することをお勧めします!

今回はその中からSuperSaaSの価格のルール機能を活用した4つのTipsに焦点を当てて紹介を行います。

SuperSaaSの価格のルール機能

価格のルール機能で動的な価格設定が可能になります

SuperSaaSには、様々な条件(ルール)を設定して予約時の価格を動的に算出する機能があります。

閑散期のディスカウントプライスや、繁盛期のエクストラプライス、直前予約や遠隔予約のプレミアムプライスなど様々なマネジメント手段に用いることができます。

価格ルールの管理

価格ルールの管理画面(configure_price)へのリンクは、スケジュールの設定概要価格など、各所の価格に関する設定箇所に価格設定リンクがありますので、そこから遷移することができます。

価格設定へのリンク

価格のルールは、条件とアクションから形成され、各スケジュールごとに複数設定できます。

価格のルール設定

価格ルールとして設定できる条件

条件概要
日付日付を指定して、〜間(二つの日時の間)、 以前、以降、イコールが指定できます。
時間時間を指定して、〜間(二つの時間の間)、 以前、以降、イコールが指定できます。
平日曜日を条件として指定できます。
平日という名の項目ですが、土日も含めた曜日条件の設定です。
長さ予約の長さを分で指定して、〜間(二つの条件の間)、未満、以上、イコールが指定できます。
残り枠予約時の定員の余裕に対して、〜間(二つの条件の間)、未満、以上、イコールが指定できます。
定員制スケジュール専用の条件です。
サービス予約対象サービスを指定して条件にできます。
サービススケジュール専用の条件です。
リソース予約対象のサービスに含有するリソースを指定して条件にできます。
サービススケジュール専用の条件です。
ユーザーグループユーザーグループを指定して条件とすることができます。
開始までの時間予約登録時から、予約開始までの間隔を条件として、〜間(二つの条件の間)、未満、以上が指定できます。

設定された条件で適応できる価格制御

アクション概要
価格を設定する基本価格を指定額として再定義します。
価格を増加させる基本価格を指定額で増額します。
%で増加させる基本価格を指定割合で増額します。
価格を下げる基本価格を指定額で減額します。
%で価格を下げる基本価格を指定割合で減額します。
総合計をへ価格を指定額単位で丸めます。
価格の端数処理用のアクションです。
使用不可に設定予約を受け付けません。
予約制御用アクションです。
ルールの停止以降のルールを適用しません。
価格のルールフロー制御用アクションです。
価格表示に項目を追加ドロップダウンリストの[]に価格を設定している場合、選択された価格が基本価格に加算されます。
フィールドを合計へ追加ドロップダウンリストの[]に価格を設定している場合、選択された価格が価格合計に加算されます。
で合計を増加させる価格合計に指定額を加算します。
で合計を減少させる価格合計に指定額を減額します。
デポジットを設定預かり金としてキャンセル対策や損耗対応などのデポジットとして指定価格を追加します。
デポジットの条件・内容や清算などは別途案内が必要です。
デポジットを%へ設定預かり金としてキャンセル対策や損耗対応などのデポジットとして合計金額の指定割合を追加します。
デポジットの条件・内容や清算などは別途案内が必要です。

価格のルールは並び順のフロー処理

設定した価格ルールの適用は並び順で処理されるフロー制御となっていますので、順にルールが評価され、条件に合う場合はアクションが累積して適用されます。

価格のルールフロー

並び順はドラッグ&ドロップで簡単に入れ替えることが可能です。

フロー制御ですので、各ルールが順番に判定されて最終価格が算出されます。
価格のルール設定は必ず想定通りの価格が算出されるか十分な確認が必要です。

とても素晴らしい機能なのですが、残念なことに設定できるルール数の上限(文字数という不透明な制限)が非常に小さいです。
そのため、ごく単純な運用とすることをオススメします。

価格のルールを用いた効果的なマネジメントで収益をアップしよう!

前置きはこのくらいで、記事の中で「収益アップにつながる賢い使い方」としてアドバイスされていた価格のルール機能の活用方法を解説を加えて紹介します。

価格ルールで収益アップマネジメント -1-ユーザーをグルーピングして価格をプロデュース

グルーピングで価格をプロデュース

接客は平等に真摯であることが望まれますが、マネジメント上で顧客をラベリングしたり、セグメンテーションすることで差別化した対応を行う事は至極妥当な手段と言えます。

ユーザーをグルーピングすることで、そのグループに対して様々な優遇措置を行うなど効果的なプロデュースが可能です。

価格のルールの条件にはグループがあり、ユーザー構成情報項目のグループに対して価格アクションを設定することができます。

「ゴールドメンバーグループは価格を1割引」「高齢者グループは500円引」など、設定したマネジメントグループに対して、それぞれの価格アクションを設定することが可能です。

ユーザーグループを指定した価格のルール設定

事前にユーザーをグルーピングしている前提のアプローチです。

価格ルールで収益アップマネジメント -2-「Early bird」で価格をプロデュース

早期予約をディスカウントして促進

「Early bird」を訳するなら「早起きは三文の徳」となりますでしょうか、可能な限り事前となる予約はリソースや対応の準備など運用上望ましく、ディスカウント以上のメリットが期待できます。

例えば飛行機の料金などが良い例でしょうか、事前であればあるほど価格が安く、直前になる程高騰するような価格推移は、その対応コストに対した妥当な価格設定であり、早期予約を誘発するプローチです。

価格のルールでは、予約開始までの時間を条件とすることが可能です。

予約が受けつけられた日時を基準に、その予約の開始日時までの差分時間を条件とすることができるので、「1週間以上先になる事前予約の場合は1割引」など早期予約に対する価格のプロデュースだけでなく、予約無しを回避するために「開始時刻まで24時間以内となる場合は直前予約価格」とする直前予約に対してディスカウントを行うなどのアプローチも可能です。

開始までの期間を条件に価格をアクション

早期予約が望ましい事は間違いありませんが、キャンセルリスクもありますので、十分に考慮して準備しておきましょう。

価格ルールで収益アップマネジメント -3-希少性の原理で価格をプロデュース

定員の残り枠を条件に価格をアクション

需要に基づいた価格設定を行うことはマネジメントの基本原則で、プラチナチケットには相応の価格が設定されるように希少である事は価値に結びつきます。

もとよりその価値は基本価格として反映されるものですが、さらに利益を上げるための方法として、定員に達する間際の予約は高人気の希少性があるとしてプラチナチケット価格とするアプローチがあります。

定員タイプの予約システムに限定されますが、その定員の残り枠を条件として価格のアクションが可能です。

残り枠を条件にすることで、「定員50名のイベントにおいて、残りの予約可能数が5名以下のなった時にはプラチナ価格として2割増しにする」などのプラチナ価格設定が可能です。

定員の残り枠を条件にプラチナ価格を設定

また、全く逆のアプローチとして前述の「Early bird」を残り枠で実現することも可能で、「最初の5名までは先着特典として1割引」などディスカウントを行い、予約登録の呼び水とするプロデュースも有効です。

定員の残り枠で先着特典価格を設定

残りわずかとなったところで価格を割増する是非は正直微妙なプロデュースに感じますが、定員の残り枠に対しての条件付けは、工夫次第で魅力的な価格設定を実現することができると思います。

価格ルールで収益アップマネジメント -4-一括予約をディスカウントして集客アップをプロデュース

予約時の量を条件にして価格をアクション

一度に複数の予約を受け付ける前提となるため、ペアチケットやファミリーチケット、団体割引が有効なプロデュースで、複数分の予約である場合にディスカウントを提示することで、家族や友人を誘うなどの予約の発注が誘発されて集客アップにつながります。

定員タイプの予約システムに限定されますが、予約時の量の値を価格ルールの条件にできる数量があります。

「2名以上の予約で1割引」「15名以上の予約で団体価格を適応」など、Win&Winの価格を実現することが可能です。

予約量を条件に価格を設定

よくある価格設定ですが、この手の条件が設定が簡単にできるSuoerSaaSって普通にすごいと感心しちゃいます。

価格ルールで収益アップマネジメント -5-閑散期・繁盛期で価格をプロデュース

期間を条件にして価格をアクション

閑散期にはリソースが余り、繁盛期にはリソースが不足する。運用上避けて通れない懸案ではありますが、事前にその閑散期と繁盛期が想定できるのであれば、閑散期には割引をして集客アップ、繁盛機には割り増しを行いリソース対応とともに収益アップを図るマネジメントは、ある意味ベーシックなディレクションと言えるかもしれません。

価格の条件には、日付時間平日があり、予約対象の日時や曜日を条件とすることができます。

「平日割引」「午前中の予約は特別割引」や、「年末年始価格」などを価格ルールとして設定することが可能です。

日付は日時や期間を条件として指定できます。
(日付とありますが、時間の指定も可能です)

日時を指定して価格を設定

時間は時間帯を条件とすることができます。

時間を指定して価格を設定

平日は曜日を指定して条件とすることができます。
(平日とありますが、土日を含む曜日が指定できます)

曜日を設定して価格を設定

条件判定には予約の開始時刻が用いられているようです。

オンライン予約システムSuperSaaSを上手に使いこなそう!

SuperSaaSは汎用のオンライ予約システムの中でも、様々なニーズに応えるための機能や設定の多さが抜き出ています。

工夫次第でいろいろな便利な活用が期待できる反面、どれをどうすれば良いのか戸惑いを覚えることもしばしばあります。

公式サイトは仕様の提示が基本となっていますので、公式ブログのように具体的な用法の紹介などはとても参考になります。

SuperSaaSをより使いこなすためにも、英語だからと敬遠せずに一読することをオススメします!

今回は公式ブログ「16 Smart Ways to Increase your Revenue with SuperSaaS」から、オンライン予約システムSuperSaaSを用いて収益をアップする賢い使い方としてSuperSaaSの価格のルール設定を用いたTipsを紹介させていただきました。
元記事では他にも様々なマネジメントアプローチが紹介されていますので、また続きを紹介したいと思います。


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