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SuperSaaSで設定できる価格ルールの概要

価格ルール設定の概要

価格に一定のルールを設定して、指定日時や指定曜日は1,000円引き、間際の予約は1割増しなど、状況に合わせた価格付けを動的に行うことができます。

スケジュールのタイプや、各設定によってルール付けできる条件が異なりますが、工夫次第で様々な価格設定を実現することが可能です。

価格設定画面は、現状でちょっと日本語訳がアレです。
およそ直感的に理解できますが、英語に切り替えて自分で翻訳した方がわかりやすいかも知れません。

基本価格の設定

基本価格の設定内容はスケジュールの種類でそれぞれ異なります。

リソーススケジュール

基本価格の設定

設定概要
予約指定した価格が、予約の長さに影響されない1予約あたりの基本価格となります。
指定価格は1分あたりの基本価格となります。
5の倍数指定価格は5分あたりの基本価格となります。
15分指定価格は15分あたりの基本価格となります。
30分指定価格は30分あたりの基本価格となります。
1時間指定価格は1時間あたりの基本価格となります。
指定価格は1日あたりの基本価格となります。
指定価格は1週間あたりの基本価格となります。
予約」以外の長さを基準とする基本価格の設定は、すべて分単位として算出されます。
例えば、30分3000円の設定は、実質的には1分100円の設定と同義です。

端数価格が煩雑になるので、スケジュール設定で予約の長さに制限をもたせて計算しやすい状況にすることをおススメします。

定員制スケジュール

基本価格の設定

定員制スケジュールの場合、基本価格はスロットのデフォルト価格です。

スロットに個別設定された価格がある場合は、その価格が基本価格となります。

定員制スケジュールではスロットごとに基本価格の設定可能なのでちょっとややこしいUIと設定ですね。

サービススケジュール

サービススケジュールは各サービスで固有の価格を持つため基本価格設定はありません。

価格のルール

予約対象の基本価格をベースとして、様々な条件付けで動的な価格調整を設定することができます。

設定されたルールは処理順にリスト表示

設定された価格のルールはリスト状に累積されます。

設定された価格のルール

価格のルールは上から順番に適用され、設定されたルールに基づいて計算された金額が価格として算出されます。
ルールの順列はドラッグして入れ替えることができますし、右端の赤いXアイコンで削除することができます。

順列の入れ替えやルールの削除は変更の保存をクリックするまで反映しません。

設定されたルールの内容編集やコピーは機能にありません。新規追加と削除、順列移動のみが可能です。

内容の編集やコピー機能がないのは甚だ残念な仕様です。

価格ルールを確認できる試算機能

価格のルール最下部にとして、条件を指定しての試算が可能な機能があります。

価格ルールで試算
定員制スケジュールの場合、各スロットで設定された価格の試算はできません。
試算は基本価格に対してのみとなります。
試算条件に価格のルールを反映するためには変更を保存で更新する必要があります。

基本価格は更新しなくても試算に反映するのですが、価格のルールは更新するまで試算できません。
価格の設定を確かめたいのに本反映してからしかできないのはちょっと不便ですね。

価格のルールを追加

ルール追加は簡単です。
アクションとなる処理と、その条件を指定するだけです。

価格のルール設定

設定できるアクションや条件は、スケジュールタイプや設定によって異なります。

変更を保存を押すことで、指定した新規ルールが価格のルールに登録されます。

価格のルール追加はそのまま、実装であることに注意が必要です。

試験的にルールを実装したい場合は、スケジュールをコピーするなど、テスト用のスケジュールで行うことになります。

価格のルールには設定量の制限があります。
価格のルールの上限
設定数ではなく設定量(文字数)で上限があるようで、一概にどれくらいの設定が可能かを明確に認識することはできません。
実際のところ10件程度でリミットになることもあり、あまり綿密な設定を行うことができないのが現状です

価格のルールを体現するSQLの文字列量のリミット設定と推測されますが、いずれにしても、今時のデータベース利用にしては上限が少なすぎる気がします。

アクションの種類
アクション概要
価格を設定する基本価格を指定額として再定義します。
価格を増加させる基本価格を指定額で増額します。
%で増加させる基本価格を指定割合で増額します。
価格を下げる基本価格を指定額で減額します。
%で価格を下げる基本価格を指定割合で減額します。
総合計をへ価格を指定額単位で丸めます。
価格の端数処理用のアクションです。
使用不可に設定予約を受け付けません。
予約制御用アクションです。
ルールの停止以降のルールを適用しません。
価格のルールフロー制御用アクションです。
価格表示に項目を追加ドロップダウンリストの[]に価格を設定している場合、選択された価格が基本価格に加算されます。
フィールドを合計へ追加ドロップダウンリストの[]に価格を設定している場合、選択された価格が価格合計に加算されます。
で合計を増加させる価格合計に指定額を加算します。
で合計を減少させる価格合計に指定額を減額します。
デポジットを設定預かり金としてキャンセル対策や損耗対応などのデポジットとして指定価格を追加します。
デポジットの条件・内容や清算などは別途案内が必要です。
デポジットを%へ設定預かり金としてキャンセル対策や損耗対応などのデポジットとして合計金額の指定割合を追加します。
デポジットの条件・内容や清算などは別途案内が必要です。

価格のルール対象が基本価格か現在の価格合計かに注意してルール設計をしましょう。
リソーススケジュールの場合、基本価格に対して予約の長さが積算される設定もありますので注意してください。

アクション条件
【修正更新:2022-04-08】条件表記に修正がありました
「以上」 → 「イコールかそれ以上」
条件概要
日付日付を指定して、〜間(二つの日時の間)、 以前、以降、イコールが指定できます。
時間時間を指定して、〜間(二つの時間の間)、 以前、以降、イコールが指定できます。
平日曜日を条件として指定できます。
平日という名の項目ですが、土日も含めた曜日条件の設定です。
長さ予約の長さを分で指定して、〜間(二つの条件の間)、未満、イコールかそれ以上、イコールが指定できます。
数量予約の長さを分で指定して、〜間(二つの条件の間)、未満、イコールかそれ以上、イコールが指定できます。
残り枠予約時の定員の余裕に対して、〜間(二つの条件の間)、未満、イコールかそれ以上、イコールが指定できます。
定員制スケジュール専用の条件です。
サービス予約対象サービスを指定して条件にできます。
サービススケジュール専用の条件です。
リソース予約対象のサービスに含有するリソースを指定して条件にできます。
サービススケジュール専用の条件です。
ユーザーグループユーザーグループを指定して条件とすることができます。
開始までの時間予約登録時から、予約開始までの間隔を条件として、〜間(二つの条件の間)、未満、イコールかそれ以上が指定できます。
英語サイトを見れば「以前」は「before」なので指定した値を含みません。日常的な用法翻訳でしかなく、法令用語としては誤訳ですので注意です。

ちなみに、「〜間」は「between」ですので両方の指定を含みます。
以前と以降、未満と以上など、指定した値を含んだり含まなかったりごちゃまぜの変な設計ですね。