SuperSaaSの管理メニューレイアウト設定にあるテーマの選択肢に2021(最新)が追加されました。
合わせて、旧来の選択肢はハイコントラストを除いて名称が変更されたようです。
最新とかモダンとか煩雑な名称でしたが、テーマが公開(開発)された西暦を基本名称としたようです。
新テーマ「2021」のコンセプト
相変わらずサイレントなメンテナンスでの仕様追加でしたが、今回はSuperSaaSの公式facebookでアナウンスが出ました。
facebook使ってないので最初は告知に気付かず、テーマの選択肢がわけわからん状態になってると混乱を覚えましたw
外部サービスでの広宣的なアナウンスはあくまで付加的なものとして、仕様変更などのメンテ情報は利用者へSuperSaaSのサービスを介した直接的な方法で告知や連絡が欲しいですね…
コンセプトは3つ
- ・今風のモダンなデザインにしました!
- ・モバイルフレンドリーなデザインです!
- ・使いやすいデザインです!(超意訳w)
どうにも雑なあおり文句が並んでいるだけに見えてしまい、どうにもよくわからない印象です。
2021年のモダンなデザインはなるほど当然でしょうし、モバイルフレンドリー設計などは今更特筆されるほどでもない気がします。
3つ目のExtra time slot patternsの段は…よくわかってません(^_^;)
宣伝なのだから「ここが変わった!」とか、「今度のテーマはここがすごい!」みたいなセンスを見せて欲しかったかも。
告知的にはもっと具体的に掘り下げた詳細紹介の形で公式ブログの記事にしてくれたりすると嬉しいですね!
新テーマ「2021」でどこが変わった?
テーマ設定なので必ずしも見える範囲が全てではありませんが、新テーマ「2021」を選択して気がついた視覚的なデザイン箇所を簡単にですが紹介します。
管理者用ヘッダーメニュー
新テーマ「2021」を選択すると同じページ上で変化が見られるので最初に気がつく変更箇所かも。
ナチュラルフラットな表示から、取ってつけたように強調されたデザインになります。
デスクトップ版スケジュール画面
デスクトップ版のスケジュールの印象がガラリと変わっています。
デフォルトのカラーテーマが白基調となり、アクセシビリティ的なコントラストがやや気になりますが、あっさりとたシンプルなデザインになっています。
あくまでデフォルトのカラーイメージが青基調から白基調となっただけで、カラーイメージはスケジュールごとに任意にカスタマイズできますし、カスタマイズ済みの場合はテーマの変更でカラーカスタマイズがリセットされるようなこともありません。
また、小さなカレンダーがよりレスポンシブに再設計され、広い画面であればカレンダーの横に、狭い画面ではカレンダー上部一杯に表示されるようになっています。
加えて、月表示や週表示などのカレンダーの表示形式の切り替え機能が、以前までのデザインではタブやプルダウンといった画面サイズで操作が異なっていましたが、今回のテーマではボタンデザインにすることで統一した操作性に変更されています。
モバイル版スケジュール画面
モバイル版はほとんど変化が感じられません。
デスクトップ版同様にデフォルトの色調が白っぽくなっている程度の微差に見えます。
SuperSaaSはサブドメインで指定しない限り自動的にデスクトップ版とモバイル版が端末を判別して表示されます。
モバイル版は停滞域なレガシー環境に対応するための簡易版となっており、今時のモダンなモバイル環境でモバイル版SuperSaaSの利用を強いるのは不満も多いです。
モバイルフレンドリーでベストをうたうなら、モダンなモバイル環境も配慮したリッチモバイル版など追加設計を考えて欲しかったかも。
新テーマ「2021」は使うべき?
ニーズや好みもあるかとは思いますが、ハイコントラストで活用している場合以外は乗り換えたほうが良いように思います。
スケジュール上の小さなカレンダーのレスポンシブ化や、表示切り替えの操作感の統一などは大きな改善点です。
他にも細かいデザインの改修も見受けられますので、結構おすすめのテーマかもしれません。
ただ、このテーマという設定はアカウントのグローバルな設定です。
つまり、ここの設定はアカウント内の全てのスケジュールに影響するということに留意が必要です。
SuperSaaSは無料でアカウントをいくつも作れるので試験利用の敷居は低いのですが…
ユーザー情報と異なりスケジュール設定はエクスポートできないので、テスト環境的なアカウントを作るときに、本環境同等のスケジュールを一から作り直さなくちゃいけないのが難点ですね。