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SuperSaaSのwordpress用プラグインって何?どう使うの?

【修正更新:2023-04-25】プラグインのアップデートに伴う(仮)修正
SuperSaaSウィジェットの実装に対応し、プラグインがアップデートされました。
伴って、翻訳ファイルが改修され、当初よりバグとされていた日本語用ファイル名の不具合も解消されました。
ここのところ改修が続いているプラグインのアップデートが落ち着いたら、このページ内容の全体的な改修を行いたいと思いますが、取り急ぎ日本語ファイルに不具合があった点のみ、解消されたことを訂正加筆しています。

オンライン予約システムSuperSaaSには汎用CMSでの活用するためのプラグインが提供されており、その中に日本で最もメジャーなCMSのwordpress用のプラグインも公式より公開されています。

SuperSaaS用のwordpressプラグインはどこにあるの?

wordpressの公式プラグインサイト(wordpress.org)にも登録されていますので、wordpressの管理メニュー「プラグイン」の「新規追加」で「supersaas」を検索すると出てきます。

プラグインのインストール

また、このプラグインはSuperSaaS公式Githubでも公開されていますので、そちらからダウンロードすることも可能です。

SuperSaaS用のwordpressプラグインで何ができるの?

SuperSaaSのスケジュールへのリンクボタンをページに埋め込むショートコードが使えるようになります。

ボタンイメージ

それだけですw
ただ、そのリンクボタンはただのリンクとは異なり、ちょっとばかり機能的になっています。

ただのリンクならHTMLのa要素で普通にリンクを作ればいいだけですものね。

このプラグインで埋め込むリンクボタンは、ただのリンクではありません。
wordpressにログインしているユーザー専用のリンクボタンで、そのユーザー情報を基にSuperSaaSのスケジュールに遷移する特別なリンクボタンとなります。

wordpress側のユーザー情報を内包しているため、SuperSaaSに遷移したときに自動的にそのユーザー情報でログインします。
しかも、もしSuperSaaS側で未登録のユーザーである場合は新規のユーザーとして登録したのちにログインした状態となります!

wordpressにログインしていない一般の閲覧者には表示されないボタンですので、ユーザー専用サイトやページで用いるリンクボタンとなります。

普通のリンクだと、SuperSaaSに遷移→ログイン、あるいは、ユーザー登録→スケジュールを表示と手順を踏む必要がありますが、このプラグインで埋め込むリンクボタンはそれを一気にワンクリックで処理できます。

つまり、wordpress側のユーザー情報を基に、シームレスな遷移を実現するリンクボタンをショートコードを用いた簡単な記述でページに埋め込むことができるプラグインということです。

逆に言えば、特にログインを必要としないwordpressサイトやページでは意味のないプラグインと言えるかもしれません。

SuperSaaS用のwordpressプラグインの使い方

プラグインをインストールして有効化するとwordpressの「設定」に「supersaas」が追加されます。

設定はシンプルで1画面だけです。
必須項目は2つだけ。
「SuperSaaS account name」にSuperSaaSのアカウント名、「SuperSaaS API Key」にAPIキー設定するだけです。

プラグインの設定

他の設定箇所は規定値の設定や独自ドメイン設定ですので、空白でも普通は特に問題ありません。

あとはボタンを埋め込みたいところにショートコードを記述するだけです。

例:
[supersaas after=”遷移先のスケジュール名” label=”ボタンに表示する文字列“]

たったこれだけです。
この記述だけで、ユーザーとしてwordpressにログインしている場合にだけ、ユーザー情報を内包したSuperSaaSへのリンクボタンが表示されます。

デフォルトのボタンはお世辞にもスタイリッシュとは言い難いですので、適当なCSSで装飾したほうが良いと思います。
ボタンにclassやidを振れないのでセレクタで指定することになるのがちょっと歯痒いですけど…

詳しい設定や使い方などは公式サイトを参照ください。

日本語サイトはちょっと翻訳がアレだったり情報が古いので、英語版のサイトを参照することオススメします

SuperSaaS用のwordpressプラグインの注意点

プラグインで作成されるリンクボタンの機能はwordpressからのSuperSaaSへのシームレスな一方向的な連携手段であり、wordpress側のユーザー情報とSuperSaaS側のユーザー情報が同期されるわけではありません

ユーザー情報はそれぞれに独立した情報ですので、そこに差異があると同じユーザーとして認識されません。

そのため、このプラグインを活湯するのであれば、ユーザー情報は管理者以外編集できない状態にしておくのことが無難です。

また、wordpress側のユーザー情報を基とする挙動であるため、SuperSaaSへのユーザー登録はSuperSaaS側では一切行わず、このプラグインを用いた自動登録でのみでユーザー登録を行う管理運用がスマートと思います。

ユーザーIDやメールアドレス、氏名情報など、wordpress側の情報が基盤になるため、同じメールアドレスでの登録が不可となりますし、そもそも、SuperSaaS側でユーザー登録した場合のユーザーIDなどのユーザー情報をwordpress側に反映することが困難です。

SuperSaaS用のwordpressプラグインの日本語化

2023年4月25日の更新で翻訳ファイルの改修があり、ファイル名の不具合が解消され、内容が最新の翻訳状態となりましたので、日本語環境でも支障なくプラグイン を用いることが可能となりました!

プラグインのlanguagesフォルダにプラグインの日本語化ファイルが存在しています。
が、ロケールの設定が「ja_JP」となっていて言語設定が「日本語(日本)」用ですので無効な存在となってしまってます。

なぜこの形でプラグインがリリースされているのかは不明です。
いや、「日本語(日本)」用なのに日本語環境で使えない方がおかしいのかも。。。

どういう状況かというと…
現状のwordpressでは言語設定に「日本語(日本)」は存在しておらず、設定できる選択肢は「日本語」のみとなっているため、日本語を選択した場合はロケールがただの「jp」となり、翻訳ファイルの存在がwordpressに認識されていません。

対応はごく単純で、以下のように「ja_JP」箇所が「ja」になるようにファイル名を変えるだけで言語設定が「日本語」用のファイルとなり、翻訳ファイルが認識されて有効になります。

・supersaas-ja_JP.mo → supersaas-ja.mo
・supersaas-ja_JP.po → supersaas-ja.po

他言語のロケール「言語名_国名」と並べると「日本語」だけ特殊に見えるし、ややこしい仕様ですよね…

ただ、この翻訳ファイルの内容はちょっとアレですので、英語のまま使う方が良いように感じます。

独自に翻訳して日本語化ファイル「supersaas-ja.mo」と「supersaas-ja.po」を作成しましたので、興味がございましたら参考までにどうぞ。
以下からダウンロードできます。

ダウンロード:SuperSaaS wordpress用プラグイン 日本語化ファイル(languages4jp.zip)

圧縮ファイルを解凍すると「supersaas-ja.mo」と「supersaas-ja.po」の二つのファイルとなりますので、SuperSaaSプラグインのフォルダ内にある「languages」フォルダに入れてください。

wordpressの言語設定が日本語である場合に適応されると思います。

で、SuperSaaS用のwordpressプラグインって何?

このSuperSaaSのwordpress用プラグイン。日本語訳もなく、評価も両極端というかアレな感じな上、メンテナンスもおざなりに見えたりもしますが、プラグインの挙動もソースコードもとってもシンプルでわかりやすいので、SuperSaaSの活用のヒント、あるいは、SuperSaaSの持つ機能利用の手段やTipsとしてその存在意義があるのかな。と。

wordpressの「wp_get_current_user」でユーザー情報を取得して…
SuperSaaSのユーザーAPIを用いてログインや新規登録を行い…
ログインした状態でSuperSaaSスケジュールを表示するメソッドとして。

SuperSaaSの連携活用術のサンプルソースとして秀逸だと思います。


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